認知症＜介護＞研修 | オンラインセミナーで動画によるサポート

認知症の症状には、「記憶障害」「見当識障害」「失行」「失認」などがあります。

「記憶障害」…記憶をなくすこと。

「見当識障害」…時間、場所、人が分からなくなること。

と、なります。

認知症の人の行動は、「記憶障害」「見当識障害」によって生じるものです。

例えば、朝ごはんを食べたのに食べてないというのは、「記憶障害」による物忘れの一つで朝ごはんを食べたことを忘れてしまっているのです。

認知症の方への対応は、先ほどの「記憶障害」「見当識障害」を考えて対応する必要があります。

先ほどの朝ごはんを食べていない事例では、朝ごはんを食べていないのではなく、朝ごはんを食べたことを忘れている状態ですから、いくら言葉で説明しても通じません。

それよりも、忘れてしまったことに寄り添い、「では、お茶をお持ちしましょうか？」「今、ご飯の準備をしています。」と、対応した方が良い場合があります。